世界柔道 中村、4年ぶり女王返り咲き 攻め貫き「来年につながった」 世界柔道

中村美里 金 スケッチ
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表彰台の真ん中で君が代を口ずさんだ。優勝した2011年以来の出場で世界女王返り咲き。女子52キロ級に、強い中村が帰ってきた。

  決勝は果敢な攻めから前半に見せ場をつくった。足で崩して寝技に持ち込んでの横四方固め。9秒で逃げられたが、試合の主導権を握った。残り1分30秒で消極的な相手に指導。最後まで攻めて流れは渡さなかった。

  初戦から得意の寝技を駆使し、3試合連続の一本勝ち。“らしさ”をみせると、準決勝は残り1秒から技ありを奪う大逆転で勝負強さが光った。2連覇中のケルメンディ不在とはいえ、「勝つことが大事だった。来年につながった」とリオデジャネイロ五輪を見据えて、手応えをつかめた。

  12年ロンドン五輪で悪夢の2回戦敗退に終わり、五輪直後と翌年に2度にわたる左膝の手術。両親は引退も予想したという。復帰当初は安定感を欠き、まだ青い若手にすら攻めあぐねた。あきらめずに昨秋のアジア大会で復活優勝。「五輪で金メダルを取る。ロンドンでできなかった悔しさを、リオにぶつけたい」との執念が中村を前に進ませる。

  08年の北京五輪に初出場して銅メダルを取ったときは、将来有望な19歳だった。26歳になり、所属先では主将を任される立場。リハビリで知り合った他競技の選手の試合に足を運ぶなど、「20代後半になって、前よりも行動的になった」と笑顔に余裕も生まれる。

  苦労を重ね、経験を積み、「新たな気持ち」で勝ち取った3度目の頂点だった。